2007年、春。
New YorkからMiamiへ。
あの『天使のレクチャー』を書いたCocoさんに、いよいよ会う日がやってきた。
本を読んで、ブログを読んで。
それまで紙や画面の向こうにいた人に、今から本当に会う。
少し前の私には、想像もできなかったことだった。
South Miamiの青い空
Cocoさんと会ったのは、South Miamiの街。
空は驚くほど青くて、開放感いっぱいだった。
私たちはテーブルを囲んで、ただひたすらおしゃべりをした。

何をそんなに話したのだろう。
いろんなことを、何時間もずっと話していた。
夜になっても、まだ明るかったことを覚えている。
初めて会ったはずなのに、不思議なくらい初めて会った気がしなかった。
私たちは、どこか深いところでつながっている。
そんな感覚があった。
本の著者が、目の前にいる
あの頃の私は、「世界を旅して生きる」と決めたものの、その方法なんて何もわかっていなかった。
そんなとき、書店で出会った一冊の本。
何度も手に取り、ようやく買った『天使のレクチャー』。
その著者が、今、目の前に座っている。
本の中の人でも、ブログの中の人でもない。
実際に会って、声を聞いて、同じ時間を過ごしている。
それが、私には本当に特別な体験だった。
遠い世界の出来事だと思っていたことが、自分の人生の中で起きている。
あの日から続いたご縁
あのとき、本屋さんであの本を手に取らなかったら。
思い切ってメールを送らなかったら。
そして、会いに行こうと決めなかったら。
きっと、この時間は生まれていなかった。
でも、この出会いは、Miamiでの一日だけでは終わらなかった。
その後、日本でもNew Yorkでも何度も再会し、一緒に学び、旅をし、たくさんの時間を過ごした。

Cocoさんは、数年前にこの世を旅立った。
最後に会ったのは、New York。
もう一度会うことは叶わないけれど、あの日のSouth Miamiの青い空も、二人で話した時間も、大切な思い出として今も私の中に残っている。
一冊の本から始まった、かけがえのないご縁。
私の人生を変えてくれた出逢い。
あの時、会いに行って本当によかった。